証言

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証言

「さて、これで事件は四件目じゃが――」 「待て、どういうことだ? 四件目? 三件目の間違いだろ」草次さんが喜八郎さんの言葉を遮る。 「そうじゃ、情報共有がまだじゃった。端的に言う。荒木殿はワインセラーで殺されておった」 「そんな……」薫さんが小さな悲鳴をあげる。
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