23 初のお仕事? ※

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23 初のお仕事? ※

 王太子に抱えられて、いつもの閨を過ごす部屋に連れて行かれた。といっても閨をしたことはないけれど。  俺はベッドに下ろされた。もしかして、ついに……スルのか!? でも殿下は怒っている。じゃあ、もしや、ここで俺は暴力を振るわれる!? 普通の喧嘩なら俺もやり返すことができるけど、一国の王子相手にやり返していいわけがない。だとすると一方的にボコられる? 理不尽だ、理不尽すぎる。俺はこの男と寝るためにここに連れてこられただけで、暴力をふるう相手としてではないはずだ。  俺はベッドの上で、後ずさりした。 「逃げるのか?」  殿下もベッドの上に乗ってきた。目が怖い。 「な、なにをするのですか? ことと次第によっては逃げたいと思っております」 「ふっ、どこにも逃げ場なんて無いよ。アルファの私からオメガのシンが逃げられると思っている?」  やばい、これは本気のやつだ。本気の顔だ。人をひとり殺せる、そんな顔だ。田舎町の領地に殺人なんて物騒な事件は起こらなかったから、人を殺すやつの顔なんて知らないけど、きっと今俺の目の前にいる殿下の顔がそれだろう。  閨をするのではなくて、処刑? 俺そんなにいけないことしたか!? 王族怖い、王族理不尽。 「そんなに怯えるな、可愛いだけだ」 「ひっ」  殿下の手が俺の頬を撫でた、恐怖しかない。このまま思いっきり頬を叩かれるのだろうか。思わず目を閉じて、その衝撃を待った。 「ふふ、そそられるな」 「ん、んん」  衝撃は唇にきた。しかし甘美な衝撃だった。俺は殿下にキスをされている。驚いて目を見開くと、まじかに顔がありすぎて良く見えない。 「ん、んん、あっ、ふはっ」  いつものように自然に唇が開き、殿下の熱い舌を受け入れた。どうしてキスなのだろう。でも殿下からキスをされると、その先がもう何も考えられなくなる。怒っていたのが嘘のように、口づけは優しく官能的だった。手が俺の胸を触るもう一つの手は上着をまくり上げている、殿下が俺の上に重なり、いきなり情熱的な時間になっていた。 「あっ、あん」 「シンの胸は相変わらず感じやすいな」 「あ! ああ」 「美味しい、この粒があとどれくらいで熟れるだろうか」  殿下はあっという間に俺の上着を脱がせて、今は俺の小さな胸を舐めている、吸って、舐めて、舌でころころと転がす。殿下の熱い舌が、俺の官能を呼び覚ましてしまった。俺は喘いで感じるしかできない。  次の瞬間、俺の可愛い小粒ちゃんは強く握られた。 「痛っ!」 「シン、先ほどはあの男と何を話していた」 「あ、それ、離してください。乳首、とれちゃう」 「取れないよ。シンが正直に話したら、離してまた舐めてあげる」  さっきまでの官能がどこかへ行く。おもいっきり引っ張られてつねられて、さすがに俺の大事な二つの突起が痛みを感じている。 「閨担当が終わった後、あの人に結婚しないかって言われました!」 「結婚だと!?」 「ああっ、いたいっ!」 「結婚するつもりか! シンは、私以外と結婚したいのか!?」  ん、今なんか変なことを聞いていないか? 思わず我に返ったけど、殿下は握った手を今度は押しこんできた 「ああ!」 「ほら、早く答えないと、明日から服を着られないくらい腫れるぞ」 「したくないです! しませんからっ、もう離して」  そこで乳首は解放されたが、次の快楽の波がすぐに押し寄せてきた。 「ああ!?」 「こんなに熟れて。いやらしい胸だ。今度は優しくしてあげよう」 「いやっ、ああ、それ、あん!」  今度はつねることはしなかったが、親指でコリコリと突起の上を優しく行ったり来たりしてきた。もうダメだった。腰が反る、あごが上がる、そして大事な部分が濡れてきた。 「シンは乳首だけで、相当濡れるみたいだね」 「あ、いや、恥ずかしい、ごめんなさいっ」  乳首を舐めて、手は下へ下がった。男根をさすられる。さすがに濡れているのはバレてしまった。 「感じてるな」 「あぅ」  服を下げられると、俺の男の子が元気よくポロンっと出てきた。先端はテラテラと濡れていた。
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