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『まさかの不倫』2〜4人
※●/■/▲/★に名前を入れてもいいよ!
●「また?ちょっと■、これ何回目なの?」
■「何回目だっていいだろ」
●「そうかもしれないけど、今日は残業とかがないからいつもより早く帰れる
って言ってたじゃん」
■「うるさいなあ、どうだっていいだろ。てか、急に残業が出たんだよ。上司
に逆らったら面倒くさくなるんだよ」
●「でも...」
■「ごめん、もう電話切るわ。上司に呼ばれた。じゃっ」
●「あ!ちょっと...もう!なんなの!本当に残業なの?流石に最近残業多く
ない?」
▲「もしもし?」
●「あ、■の上司ですか?」
▲「はい、そうですけど。もしかして彼女さんかな?」
●「あ、はい。突然すみません。■のことで聞きたいことがあるんですけど」
▲「ほう、何?」
●「■は今会社にいますか?残業で残ってるって言われて」
▲「いや?■くんはもう会社にいないよ?」
●「そんな、嘘つかれたってことですか...教えてくださりありがとうござい
ます」
▲「いえいえ。お大事に」
■「ただいまー」
●「ちょっと!」
■「......」
●「ねえ、ちょっと!聞いてる!?」
■「ちっ、なんだよ、しつこいな」
●「ねえ...なんで嘘ついたの。なんで冷たいの。いつもの■はどこにいっ
た」
■「...ごめん」
●「ごめんじゃなくて!一体今まで何してたの」
■「今までって...今までは普通に残業だったけど。今回は嘘ついた」
●「今回は?...どういうこと。なにか隠してるでしょ!」
■「いや...別に」
●「ねえ、■、正直に言ってよ...」
■「...やっぱり隠すことなんてできないよな」
●「え?」
■「...実は今日、仕事が終わってから、遠くのデパートまで行ってさ、●に
似合いそうなアクセサリーをずっと探してて...それで時間が掛かって」
●「え?アクセサリー?何も無い日に?」
■「何もないけど、日頃の感謝を伝えたくてさ...これ」
●「くれるの?」
■「浮気疑われたら●と関係終わっちゃうし。それが嫌だから、●が疑ってた
し。だからプレゼント!」
●「...ありがとう。大事にするね」
■「うん!心配かけてごめんね」
●「もう大丈夫、気にしないでね」
■「ありがとう」
★「ねえ、■」
■「ん?なぁに?」
★「私ね、もっと■と一緒にいたい!」
■「可愛いなぁ、★は可愛すぎるよ」
★「えへへ、嬉しい!」
■「あ、●から連絡が...」
★「●さん?」
■「うん、今何してるのかって。残業って言ったのにな」
★「浮気を疑ってるんじゃない?」
■「多分ね。どうしよう」
★「あ、■ちょっと待ってて」
★「よし、これ」
■「なにこれ、箱?」
★「箱の中にアクセサリーがあるの。金のネックレスだよ」
■「これをどうすればいいの?」
★「これを、●さんに渡せばいいの」
■「これを?」
★「うん!浮気してたって言ったら関係終わるでしょ?」
■「うん」
★「だから、ちょっと遠くのデパートで、これ選んでて。内緒にしようとして
残業って嘘ついてたけど、関係が終わるってなったら嫌だから、今これを
白状する。ちょっとしたサプライズプレゼントだよ。って」
■「それ、いいね」
★「でしょ!じゃあ、●さんのところに戻って!寂しいけど、また会えるし」
■「ありがとう、★。愛してるよ」
★「わぁ!私も愛してるよ!」
■「★のことなんて、●には言えない。●は...俺の2番目だ」
【終わり】
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