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『善と悪のちょっとした暴走』2〜3人
※●/▲/♥に名前を入れてもいいよ!
●「んー、どうしよ。このノート欲しいよぉ。でも家にはお金が...」
▲「やあ、●。シャツについて悩んでるらしいなあ」
●「え!?貴方誰!?」
▲「俺様は、善悪悪三郎だ」
●「え、名前が善悪悪三郎...?」
▲「そうだ!ちょっと古い感じで好きなんだよなっ!」
●「へ、へー」
▲「それで、●はノートで悩んでるんだろ?」
●「うん、欲しいけど、お金がなくて。盗んじゃダメだし」
▲「えー?いいよいいよ。盗んじゃってよ」
♥「ダメよ!」
●&▲「え?」
♥「急でごめんなさいわね。私の名前は善悪天使リーノよ」
●「ぜんあくてんしリーノ?」
♥「呼び方が違うわ。ぜんあくまでは合ってるわ。ぜんあくエンジェリーノ
って呼ぶのよ」
●「複雑な名前だなー、悪三郎よりかはマシか」
▲「おい!」
♥「ありがとうね!でも、●。貴方がしようとしてることは泥棒よ」
●「うん...どうすれば」
♥「そんなの簡単よ。親にお金を貰って買うことよ。ノートは勉強道具なんだ
から」
●「そうだね」
▲「おい●!俺達は一緒に悪をするんじゃなかったのか!?俺はエンジェリー
ノより楽しいぞ!」
●「...じゃあ悪三郎の言うとおりにしようかな」
♥「ダメよ!●!話を聞いて!」
●「なに?」
♥「今は生活は苦しいかもしれない。だけど、今ここで泥棒になったら将来は
今よりもっと苦しくなるのよ。刑務所から出たって、貴方が就きたい仕事
が知ったらその仕事できなくなるのよ。そして今より貧乏になって苦しい
ままよ」
●「......」
♥「だからね...」
▲「あーも!エンジェリーノは黙れ!現実味のある話なんて俺と●は求めてな
んかねぇんだよ!なあ●!」
●「エンジェリーノの言うとおりだね。俺泥棒になりたくない...」
▲「は!?」
♥「●の将来のために言ったもの。泥棒にはならないでおこう」
▲「...おい!エンジェリーノ!」
♥「なに?」
▲「お前のせいで●と俺の世界征服大計画が台無しじゃないか!」
♥「何そのダッサイ計画。●は良い人に育つのよ」
▲「いいや!●は俺と悪になるんだ!」
♥「もう、バカバカしいわね。悪三郎は黙っておきなさいよ。ただでさえ悪の
オーラ放ってるんだから。私のうつくしゅう翼が汚れるわ」
●「ま、まあ。悪三郎もエンジェリーノも落ち着いてよ」
▲&♥「●は(▲黙ってろ!♥黙っておきなさい!)」
●「あ...はい」
▲「エンジェリーノ!体育館裏に来い!」
♥「なんでかしら?きちんとした理由を明確にして教えて頂戴」
▲「なんでって、お前を潰すんだよ!」
♥「あら、それは不可能なことだわ。貴方に潰されることはないけど、そもそ
も私達は●の肩の上からは離れられないわよ」
▲「そうなのか!?...くっ!この!なんだよこの紐は!」
♥「その紐は私達と●を繋げるものよ。そんなのも知らないのかしら」
●「あ、あの」
▲「知らねえよ!」
♥「あら、悪魔だから馬鹿で知らなかったのかしら?」
▲「うるせぇ!」
●「あの...」
♥「事実を言ってるので...」
●「あの、あの、あの!」
▲「なんだよ!」
●「悪三郎はいい加減に黙っててください!てか消えてください!」
▲「あ!?なんだって!この●が!」
♥「あんたは黙ってなさい悪三郎!エンジェリーノ・トリピカル!」
▲「あ...く、くそぉ」
●「正義は悪と対立!●ビーム!」
▲「うぎゃっ...てか技名ダッセ」
♥「二人合わせて正義の味方!汚れた心は?」
●「アルコール消毒スプレーで除菌します!」
♥「なんでそうなるのよ!?」
●「え?違うの?」
♥「違うわよ!」
●「あ...汚れた心は俺達が許さない!」
♥「そう!それ!喰らえ!」
●「ビーム!」
▲「う、うわあああああああ」
【終わり】
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