いざ戦地へ

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僕は義 勇平(ぎ ゆうへい)日本人だ。 僕は僕はロシアがウクライナに侵攻を仕掛けたとの事でウクライナの為に戦いたいと思っていたのだ。 日本とウクライナは兄弟みたいな関係だ。 震災の時だってウクライナは多額の援助をしてくれた。 ロシアの好きにはさせてはならない。 ナザレンコさんも言っていた「僕達はウクライナの為に戦わなくてはならない!」と。 親には「ベラルーシに行く」と誤魔化している。 だってだってこの情勢、ウクライナに行くと行ったら絶対止められるもの。 あと僕は日本では暮らしていけない。他の人が恋人とか作ってる間僕だけはずっと勉強一辺倒でコミュニケーションとか碌にして来なくて友達も出来ずに独りぼっちだったんだもの。 「さようなら日本…僕はウクライナ、そして日本の為に立派な義勇兵になるよ!」 僕は飛行機の中で小さくなっていく僕の故郷を眺め感慨に耽っていた。 時差ボケを感じつつベラルーシに着いた。 そこから更に観光バスに乗ってウクライナに向かう。 お母さんごめんよ。僕は生きては帰って来れないかも知れない。 僕は日本に残っている母にそう思った。 そして向かう。ウクライナと言う戦場に。
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