あてやか

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「艶やか」を「つややか」と読むか「あてやか」と読むか悩むところ。  電子辞書で調べてみることにした。 「つややか」には「つやがあって美しいさま。うるおいがあってつやつやしているさま」とある。 「あでやか」には「(アテヤカの転)なまめかしいさま。濃厚な美しさ」とある。  これが「(あて)やか」という言の葉との出逢いである。 「あてやか」には「高貴なさま。上品なさま」とある。用例に源氏物語の一節が書かれていて、私の心は平安時代に飛んだ。  当時の宮中の様子を想像するだけでも「あてやか」を垣間見る思いになる。  書道教室で当時の和歌を書くたび、つかの間の(みやび)を楽しんでいる。  あてやか という言の葉を あなたに届けたい
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