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あとがき
2024.7.11〜2024.7.17
関連物語
『”純“の純愛ではない”愛“の鍵』
『清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!』
『お嬢様は”いけないコト“がしたい』
『”純“と純愛ではない”愛“の始まり』
”お嬢様“の物語でも”純“の物語でも登場をした鎌田さん。
その時から、主人公の女の子の相手になる男の人だなと私は思っていました。
少しの登場でもそれくらい印象の強い男の人だったので。
そして、”望“の物語ではやっぱり鎌田さんは良い人で。
綺麗なだけではなく、あの青さんの幼馴染みだからそれは良い人で。
なのに、ヤリ◯ンで。
まさかの、あの鎌田さんにこんな物語があったとは・・・!!!
あのヤリ◯ン鎌田さんが、濃い目のラブシーンがない物語を私に追わせるとは・・・!!!
“望“の物語、12月26日の朝のシーンが終わった瞬間、急に鎌田さんの物語が私の中に流れてきて。
この物語、最初は愛姉側のシーンが私の中で流れていて、愛姉側もめちゃくちゃ切ない物語で。
「え・・・待って、待って、今ちゃんと追うから待ってて!」
と思いながら日常生活を終え、娘を寝かし付ける頃には愛姉側の物語は終わっていたんですよね(-_-;)
私が追えるタイミングになった時には鎌田さんサイドだったので、これは鎌田さんサイドからの物語になりました。
これも”純“の”マナリー“の物語のように”望“の物語のスター特典と悩みましたが、私は鎌田さんのことも好きだったので鎌田さんだけの物語を公開することにしました。
更にこの物語、最初は鎌田さんsideの物語で1度完結をしていました。
ラブシーンが一切なかった為、昔よく掲載していた、規定が厳しいサイトに久しぶりに掲載してみたりもして。
あの2人、これからどうなるのかな〜。
どこかの物語でそれがわかると良いな〜。
と思いながら、何日か望の方の物語をまた追っていたら、そっちが進むにつれて愛花が動き始めた!!!!
完結したと思った物語がまた動き始めたのは初めてのことです。
そして物凄く早く物語を進めてくるので、私もそれに置いていかれないように必死に見続けました。
愛花よりも鎌田さんへの愛着が凄く出てきてしまっていたので、絶対に幸せになるんだよ〜と思いながら。
無事に結ばれて良かった・・・。
2人ともドMでありドSでもある、みたいな終わり方でしたが。
あのお姉様達の清掃もしてあげられて良かった。
鎌田さんの家の状況やお姉様達の感じにもモデルになった友達が何人かいるのと、寂しいから行かないでというやつは、私の母がモデルですね。
私の母も両親に育てて貰えず、預けられていた本家の家ではご飯も食べさせて貰えず育った人だったので。
1人目の赤ちゃんの時の様子は完全にうちの娘の時。
エピソードはそのまま我が家のことで、その時の定光の対応は私の夫がしてくれた物。
ほぼ8ヶ月間寝たきりになってしまった妊娠生活後に出産をして、更に産後のホルモンにより完全におかしくなったいた私に寄り添い続け、不安を取り除こうとしてくれ、実際に色々と動いてくれて。
あのエピソードの他にも本当に色々とあった。
台風がくるという時に、停電になってティファールが使えなくなったらミルクが作れなくて赤ちゃんが死んだらどうしようと号泣したこともあった。
私の母は「ほぼ母乳で育ててるでしょ?」と正論を言ってましたが私はおかしくなっていたので全然安心出来なくて。
夫が台風が来ている中で何軒もお店を回って、まだそこまでメジャーではなかった缶ミルクを買ってきてくれました。
元々私の扱いのプロだった夫ですが、産後から更にプロになってくれて。
私の周りでは、妊娠中や産後から旦那さんのことを男の人としては好きではなくなってしまった子が多くいて。
そんな中で、私は結婚前よりも妊娠前よりも産後の方が夫のことを男の人としてもどんどん大好きになっていって。
娘が抱っこではないとほんっっっとうに寝ない子で、2人でクタクタでヘロヘロになりながら長い夜を乗り切る毎日で、ソファーに並んで座りながら、「でも幸せだね」と笑い合った日が、物凄く大変だけど凄く幸せな時間でもありました。
私の物語で何度か出てくる、イトコ同士は結婚出来るのか・・・という流れ。
男女としても相性が良いイトコ同士が何度か登場していました。
これは、いつかイトコ同士の物語があるかもな〜と思っていたら、まさかのヤリ◯ン鎌田さんでした。
ヤリ◯ンのことを除いたら、鎌田さんは本当に良い人で。
あの一平が”お嬢様“の相手にどうかと言っていたくらい、ヤリ◯ンだとしても一平は妹の婚約者候補に上げたくらいの男の子でした。
望の口にセロハンテープが貼られているのを見た時の鎌田さんの対応。
それは青さんの対応とはまた違ったけれど、あの時の鎌田さんは望のことだけではなく一平のこと、そして一平の家のことも考えていただろうし、それでも望の口からセロハンテープを取ろうと行動をしてくれていた男の子でした。
そして、望のダッフルコート姿のこともすぐに「可愛い」と口に出してくれていた。
そんな鎌田さんが・・・、ヤリ◯ンの鎌田さんが・・・、愛花に「可愛い」の”か“しか言えないという。
鎌田さんの時と”みっ君“、”みっちゃん“と”定光“の時の鎌田さんの様子が違いすぎましたね。
あんな鎌田さんがいたことには笑っちゃいましたが、鎌田さんが”ドS“だと言われていた理由が最後に分かったのにも笑っちゃいました。
たぶんあんな顔で、青さんと一緒に友達のことをイジり倒していたんだろうな。
そして青さんは鎌田さんに暗示なんてかけようとしたのではなく、普通に自分の時の感想を親友として言ってきただけだと思う。
親友の青さんのその感想を聞き、鎌田さんが勝手に暗示に掛かったんだろうなと。
青さんの声って凄く大きいから、電話越しでも凄く響いてしまったんだと思う。
青さんと望がクリスマスの日を過ごせていなかったら、きっと鎌田さんも愛花と結ばれることはなかったのかと思うと、やっぱり鎌田さんと愛花が結ばれる時期はこのくらいのタイミングになってしまったのかな。
まあ、下の子がある程度大きくなるまでは子ども達のパパとママでいた方が子ども達の心の成長には良かったと思うので、このタイミングで良かったのだと私個人的には思います。
私が育った地域では複雑な家庭ばかりの地域だったので(都内の地域です・・・)、そういう子達を見ていたのでどうしても“男女の恋愛よりもまずは子どもの心と身体を守りながら大人にしていくこと“と、そう思ってしまう。
お姉様達みたいな環境で育った女友達は、ベビーシッターではないけど幼稚園の先生になりました。
私が通っていた中学も他の中学同様に荒れに荒れまくっていて(私は今30半ばですが、都内なのにまだ校庭をバイクで乗り回していたり、校内で普通にタバコを吸っていたり、喧嘩も当たり前、窓ガラスは割れていたり、少年院に行った人もいたし、先輩達の代はクスリが原因で卒業式に半分も出ていなかったり、そもそも親がヤ◯ザの家庭も結構あって・・・。私にはヤ◯ザものの溺愛恋愛物語が存在していることが恐怖でしかない)、そんな学校で女子の中で1番の問題生徒だったその子は、親よりも同僚よりも何よりも、子どもの気持ちに寄り添える先生だったそう。
妊娠を機に退職してしまったそうですが、子ども達から大人気の先生で、小学生になった子ども達がその子に会いに幼稚園に遊びに行ってしまうくらいだと、その子が勤めていた幼稚園に子どもを通わせていたママ友から聞きました。
私は小学・中学時代をこの地域の子達と同じ学校で過ごしましたが、女の子についてはどの子もやっぱりまずはお母さんという存在を強く求めていて(男子はよく知りません、あくまで女の子達の話です)。
そして、多くの子にはお父さんという存在もいないような感じで。
いたとしても血が繋がっていなかったり、何かしらの問題があったり、身体的・性的な虐待をしてきていたりで。
その傾向が強ければ強い程、女の子の場合は男の人に愛を求める傾向がありましたね。
お父さんとお母さんがいた私から見ていると、どこをどう見ても”お母さんの愛“、そして“お父さんの愛“を求めている子達ばかりでした。
その子達が大人になった今、今でも会う何人かの子達と話すと、女の子達はだいたいが専業主婦で子どもを育てています。
働いていても扶養内のパートだったり。
私の同級生では離婚している女の子達の話も今のところは”ほとんど“聞かなくて、その子達と今になって落ち着いて話すと「お父さんとお母さんがやっぱりいた方が良い、出来れば仲良しのお父さんとお母さんが」と言う子ばかりで。
「子どもには自分がして貰いたかったことをしてあげたい」ともよく言っていて、今のところ、よく聞く”負の連鎖“みたいな話は”ほとんど“聞きませんね。
”ほとんど“なので、友達を通して聞くとそうではない子も勿論います。
でも、あんなにももがきながら、”私を構って“と、”私を愛して“と、そんな風にしか見えないような姿で学校で問題を起こしまくり、同性の私にも凄く凄く甘えてきたあの子達の未来の今が、心配していたよりもずっと幸せそうなことに勝手に安心をしています。
私には両親がいますが、私が高校の頃に母は障がい者になってしまい、日常生活も1人では送れなくなってしまって。
そして私の夫は中学生の頃にお父さんが病気でいなくなってしました。
夫の方が複雑で、お父さんが亡くなったことも後日知り、親戚の方達からはお墓の場所も教えて貰えることはないままで。
「病気で倒れて寝たきりになった父親か、母親を選べ」とお父さんの方の親戚に言われた中学生だった夫は、大人になってからお墓の場所を聞きに行っても教えて貰うことがないままで、お線香も上げることが今でも出来ていません。
私の方は、妊娠中と産後の時間で、母を必要としていた時期に私が母の介護をしてきた寂しさみたいな気持ちは浄化されたような感じがしています。
でも、そういう形でお父さんがいなくなってしまった夫は、たぶんこれからもお父さんへの気持ちがどうにかなることはないんだろうなと思います。
私の物語では必ずといって良いほど登場人物達の子ども時代や過去のエピソードが出てきます。
それは、私達の”今“が形成されているのは、両親やきょうだい・近くにいたそれ以外の人達の影響と、育ってきた環境の影響を大きく受けていると私が思っているからだと思います。
同じような環境で育ったように見えるきょうだいだとしても、どの性別か、何番目の子どもかによって全然違うものになる。
これは3姉妹で1番下の妹だった私の友達が、よく「私にはお姉ちゃんが2人いてくれたから」と言っているところからきたのかも。
先日、この地域で育った子ではない友達数人と会った時、みんな簡単に離婚の話をしていて私は驚きました。
私は小学校・中学校時代に、両親が離婚をしたことで子どもはどれ程傷付き、その傷が塞がることがないことを見てきていたのと、地元の友達達は大人になった今でもそれを引きずっている姿も見ているので、簡単に離婚のことを考えている”ある意味“で幸せなその子達には驚きすぎて何も言えなかった。
「両親が喧嘩ばかりなくらいなら子どもの為にも離婚した方が良い」や、「そんな男なら子どもにとっても悪いから離婚した方が良い」という話も外から結構聞きますが、”お嬢様“の幸治君も言っていましたが、子どもにとってはどんなお母さんでもお父さんだとしても、お父さんのこともお母さんのことも大好きな子達ばかりでした。
大人になった頃に両親が離婚をするのと、幼少期や多感な時期に両親が離婚をするのではそれもまた全然違うことになるはず。
小学校・中学校時代に両親が離婚をした子達が後になってから、「今思うと親が離婚をして良かったと思う」と言う女の子は、私の周りでは誰もいない(あくまで私の周り、今でも繋がりがある30人ちょっとの話です)。
子どもからの親への愛は本当に無償の愛で、だからこそ親になってからは自分の恋よりも自分の幸せよりも、子どもの幸せを1番に考えられる親が増えてくれると良いなと、今でも私の友達であるみんなのことを想うと強く願ってしまいます。
でも、現実の世界は全然綺麗なものではないから。
客観的に見たら離婚をする方が良かったと思うような夫婦も沢山いる。
子どもだった私から見ても、友達が離婚によって傷付いたとしても、そっちの方が少しでも友達の為になっていたと思うケースも沢山あった。
(もうね、ほんっっっっとにヤバい親が多すぎました。
私も結婚をして本格的に地元に戻ってきましたが、一見普通の地域になったように見えますが、話を聞いたら今でも相変わらずヤバめの地域で・・・。
娘はまだ小さいですが、公立に行かせるか私立に行かせるか本気で悩んでいる最中。
母のこともあるので地域を変えることは検討していないので・・・。)
現実の世界では、何が正解とか不正解とかそんな話ではなく、少しでも良い未来に進む為に選んだ道を進むしかないのかなとも思います。
現実の世界がこんなにも苦しいことも沢山ある世界だから、私の中の物語の登場人物達には必ず幸せになって欲しい。
私の中の物語の世界は綺麗で幸せな世界であって欲しい。
そんな想いがあるから、私の物語では本物の悪人がほとんど出てこないのかもしれない。
そして私の物語の多くは、お互いの人生の中で1番影響を受けた異性同士が結ばれているような気がします。
誰もが凹凸があって、その凹凸があるのが普通のことだし、その凹凸こそがその人自身の魅力でもあると私は思っていて。
私の物語の登場人物達には、その凹凸を隠すことをしないような相手と、そんな凹凸も含めて好きだと、そう思ってくれる相手と結ばれて欲しいといつも願っています。
どんな理由だとしても、鎌田さんがヤリ◯ンだったことを許せないと思う読者様もいるかと思います。
私は物語の設定も人物の設定も出来ない作者で、私の中ではみんな本当に生きている人達で。
私の中では本当に生まれている本物の人間なので、あんな理由で彼女も作ってしまうし、それだけではなくヤリ◯ンにもなってしまう。
そんな風な凸凹を持った人も当たり前のようにこの物語の世界にもいる。
でもこの物語だけではなく他の関連物語を通してその世界を見てみると、鎌田さんがヤリ◯ンであったことが”良かった“と思っている人物もいる。
私の物語では全ての物語が何かの物語と繋がっていて、私の物語の全てが1つの世界の中で起きている誰かの物語になっています。
作者の私でも「あの時のこれ、他の人sideだとこんなことになってたの!?」と驚くことばかりです。
現時点ではまだ非公開ですが、望と青さんの方でもこの物語は出てきます。
青さん、鎌田さんは上手くいったよ、良かったね。
青さんが鎌田さんの親友だったから2人は幸せになれたよ。
作者である私も青さんにそう言ってあげたい。
鎌田さんと愛花が無事に結ばれることが出来て本当に良かった。
あとは青さん・・・。
青さんもちゃんと幸せになれるのかな。
今回の物語でも最後までありがとうございました。
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