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『浮気じゃない』と言った私の口を塞ぐのは、コロ助の唇。 コロ助の舌先が我が物顔で暴れ出す。 なんせ、まだ初心者の私は、窒息しそうだから、コロ助の背中を軽く叩くと離れてくれた。 『はぁ、はぁ、はぁ、』とひたすら酸素を求める私にコロ助が言った。 「なんで鼻呼吸してないんだ?」 「鼻息が荒かったらどうするのさ?」 「は?」 「豚さんみたいに、ブーブーブーって鳴ったら、どうするのさ?」 「許すに決まってんだろが」 どうやら、コロ助は乙女心を分かってないみたい。
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