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少しして騒がしくなった校庭内。
『何があった？』と聞いて来たのは、確か前田と名乗った奴。
「和太鼓の面の部分が、刃物で切り裂かれていた」
そう言うと前田は体育館へと走って行った。
忍星へと視線を移せば、何も言葉を発さず、集まった奴等を、ゆっくりと睨みつけている。
「てめぇ等全員死ぬ覚悟出来てんだな！」
忍星がそう言うと顔色を悪くなっていく生徒の奴等。
多分、相当キレている。
多分、俺では止められない。
豹は話しを聞く事をするが、忍星は違う。
思った事は行動で現す。
そう思う俺の耳に聞こえてきた声は、体育館に居る花子の声。
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