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「長胴太鼓、150万。
他の和太鼓、1体20万。
パーランクー、全部で1万。
破損した総額は、2500万。
必ず、取り立てる」
花子がマイク越しに言った言葉は、女共に対して。
「てめぇ等、ふざけんじゃねぇぞ!
刃流学園にとって長胴太鼓も他の和太鼓もパーランクーも、大切なもんなんだ!
絶対に許さねぇ!」
そう言った後、花子の腕を掴んで向かったのは、定番の屋上。
ログハウスの中に入らず、入り口の前で座り、俺の股の間に花子を座らせ、後ろから抱きしめ、肩に顎を乗せた
「矢野っちは、刃流学園の生徒達が、少しでも前向きに人生を歩いて欲しいと願っている。
だから、私の意見を大切にしてくれてるのが分かるだけに許せないんだ」
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