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警察が刃流学園に出入りしたら、また悪い噂が街に流れる。
それだけは避けてぇ。
『分かった。連絡しておく』と言ったのは、黒戌。
「今回、ミスをしたのは、私。
体育館の鍵を閉め忘れていたから」
花子は、そう言うとガックシと肩を落とした。
「花子だけが悪いんじゃねぇ。
こんな展開になるとは思っていなかった俺の甘い考えだ」
花子を励ます為に言った言葉に、違う事を問い掛けてきたのは、黒戌。
「コロ助って誰だ?んで花子って誰だ?」
その問い掛けに俺と花子はお互いを指さす。
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