(6)

6/23
前へ
/169ページ
次へ
『今日は此処までだ』と言った豹の言葉が聞こえ、俺はマイクを床に置く。 「太鼓の損害賠償金と利息を含め、3000万。 どんな手段を使っても取り立てる。 謝罪なんてモンは受付ねぇ。 思い出は金では買えねぇからな」 そう言ったのは忍星で、花子を連れて体育館から出て行く。 「逃げながら震えて眠れ」 女共にそう告げてから、俺も豹と黒戌と一緒に体育館を後にした。 「煌希、帰ったら烏に自分で報告しろ」 豹が言った言葉に、頷いた俺。
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!

119人が本棚に入れています
本棚に追加