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コロ助に爺ちゃんの家まで送ってもらった後、私が向かったのは、西田さんの家。
「こんにちは」
「おぅ、まこっちゃんがじゃないか。どうした？」
電話をかけ、話す事も出来るけど、それでは駄目なんだ。
「西田さん、太鼓の面を刃物で切り裂かれたんだ。
それをどうしたら良いか分からないから聞きに来た」
犯人を見つけ、弁償してもらってから、修理するのでは、６月10日には、間に合わない。
だからと言って、日にちをずらすのも違う様な気がする。
「それなら修理してやろうか？」
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