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翌日、迎えに行った俺に花子が言った。
「今日は、西田さんが太鼓を見に来るから、体育館に行こう」
その言葉に『あぁ』と答えた俺が花子にメットを渡すと、メットを被りひょいと後ろに乗った。
腰に手を回してきたから、1度エンジンを吹かしてから走らせる。
花子は、どんな事があっても前向きだ。
多分、頭の中には体育祭の事しか考えてねぇだろう。
俺的にも、花子の望みを叶えてやりてぇ。
その為に、刃流学園内では、花子の傍を離れねぇ事が1番だ。
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