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「西田さんが全部の太鼓の状況を見て修理してくれるんだよ」
「金は?」
「爺ちゃんが出してくれる事になってる」
「それは駄目だ」
「なんで?」
「俺が刃流学園のトップであり、生徒会長だから、俺が払う。
だから、爺さんには俺から伝える」
修理代がいくらかかるか分からねぇが、貯めてある金で支払う事も可能だ。
仮に足りねぇなら、烏に借金してでも、男として俺が出すのが筋だろ。
『コロ助、ありがとう』と礼を言った花子の笑顔を見て、俺の胸の奥がドクン!と鳴った。
それを誤魔化す為に、前田を見つけたから声をかけた俺。
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