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「まこっちゃん、こりゃ、かなりやられたな」 その言葉が聞こえ振り返ると、俺に和太鼓を教えてくれた西田が居た。 「西田さん、6月10日までに長胴太鼓だけでも直してもらいたいんだ。 他は、10月に行う刃流祭までで良いから」 「大丈夫だ。心配するな。どんな事があっても徹夜して直してやるからな」 2人のやり取りを聞いた俺は西田に頭を下げる。 「こんな事になり申し訳ありません。 真琴の気持ちを1番にしてやりたいので、よろしくお願いします」
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