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西田さんに頭を下げたコロ助の姿を見て、私の心の奥が熱くなった。 誰にでも出来る事じゃないし、もしかしたらコロ助は、私の気持ちを分かってくれているのかも知れない。 「まこっちゃん、取り敢えず長胴太鼓だけ持って帰る。 代用品が必要なら、後で持って来るがどうする?」 西田さんがそう言うと『代用品を頼む』と答えてくれたコロ助。 「なら、それに決まりだな」 西田さんは、そう言った後、従業員の人を呼んで長胴太鼓を運んで行った。
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