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『以上、解散』と言ったのは、今回も前田だった。 生徒達が居なくなった体育館で西田さんを待つ私とコロ助。 「花子、琴は何処で練習するんだ?」 「明日にでも、自宅から運ぶつもりだよ」 「そんなに簡単に運べるのか?」 「ううん。パパに頼んであるから大丈夫だよ」 「それなら、長胴太鼓を屋上に持って行く。 琴の管理も気になるからな」 「うん。ありがとう。 西田さんが来たら屋上に一緒に運ぼうね」 そんな会話をしながら頭に浮かんできたのは、体育祭の時の飾り付け。 特に、校門の辺りを綺麗に飾り付けをしたい。
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