124人が本棚に入れています
本棚に追加
『以上、解散』と言ったのは、今回も前田だった。
生徒達が居なくなった体育館で西田さんを待つ私とコロ助。
「花子、琴は何処で練習するんだ?」
「明日にでも、自宅から運ぶつもりだよ」
「そんなに簡単に運べるのか?」
「ううん。パパに頼んであるから大丈夫だよ」
「それなら、長胴太鼓を屋上に持って行く。
琴の管理も気になるからな」
「うん。ありがとう。
西田さんが来たら屋上に一緒に運ぼうね」
そんな会話をしながら頭に浮かんできたのは、体育祭の時の飾り付け。
特に、校門の辺りを綺麗に飾り付けをしたい。
最初のコメントを投稿しよう!