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まずは、犯人の1人をマークする。
待ち伏せしたのは、ソイツの家の近く。
犯人が分かっている事は、体育館に集まった生徒達にも話してある。
ふと、何気に向けた視線の先に、1人の女が歩いて来るのが見え、俺の右の口角が上がった。
「どうして、此処に居るの?」
俺の姿を見つけた女が問い掛けてきた言葉に『それを俺に聞く理由が分からないんだがな』と答えた。
顔色を変えた女は俺の前を通り過ぎて、自宅へと入って行った。
多分、今頃、震えているだろうな。
それが、俺の目的だから、その場を後にする。
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