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花子の言う言葉は正論だ。 俺達は刃流祭を成功させる為に、一生懸命練習をした。 成功した時は、来年もやると決めたあの日。 だから、それに参加した2年と3年の中に犯人は居ねぇのは、明白。 1年の中に居るのは確かで、女だと言うのも分かっている。 ただ、犯人を見つけ、弁償してもらうだけでは、反省しねぇだろう。 だからこそ、今回の件は煌希に任せたんだ。 「でもね、もしも、もしも、素直に謝ってきたら許そうと思うんだ」 そう言った花子に『なんでだ?』と聞いた俺。
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