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「刃流学園に入ってきたのは、それなりの理由があると思うんだよ。 もしかしたら、伝説になったコロ助目当てだとしても、それはその人の自由。 ただ、不器用な表現しか出来なかったんだと思うんだ」 「嫌、俺は許さねぇ」 どんな理由があろうが、長胴太鼓の面を切り裂かれた事実は消えねぇ。 そう思う俺に花子が言った。 「コロ助は許さなくて良いと思うよ。 刃流学園のトップとしてね」 イマイチ理解出来ねぇ俺の右手を左手で握った花子。
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