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「まだ、卒業まで時間はある。今の3年を全員卒業させるのが、今の目標だな」
まだ、12月。
3月まで時間はある。
就職先が見つかってねぇ奴の中から、俺の配下、嫌、三匹の龍の配下を探すのも悪くねぇだろう。
「分かりました」
矢野の言葉を聞いた俺は、立ち上がり、矢野に言う。
「屋上のログハウスを建てる」
そう言ってから『花子行くぞ』と声をかけた俺。
「矢野っち、卒業式で和太鼓の演奏をする。在校生全員で」
花子はそう言うと残っている紅茶を飲み干した後、立ち上がった。
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