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「ねぇ、ログハウスは何の為?」
理事長室を出て、階段を下りる俺に、同じ様に下りる花子が問いかけてきた言葉。
「俺と花子の部屋だ」
「教室があるじゃん」
「キスが出来ねぇだろうが」
そんなやり取りをしながら、花子を見ると顔を赤らめてやがる。
『舞台を作った業者に連絡するから、番号教えろ』と言うと鞄からスマホを取り出した花子。
「ついでに花子の番号も教えろ」
花子に電話をする事もねぇが、何かあった時の為に聞いておくのも悪くねぇ。
そう思う俺は、電話より顔を見て話してぇタイプだ。
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