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重なり合う唇が、熱い。 絡み合う舌先が、熱い。 火傷しそうなくらいの熱さに、呼吸するのも忘れてしまいそう。 「なんだ?まだ足りねぇのか?」 私の唇から自分の唇を離したコロ助が至近距離で言うから『胸いっぱい』と答えた私。 「和太鼓の練習に行くぞ」 切り替えの早いコロ助は、私を抱き上げたまま、ログハウスから出た。 「ねぇ、曲は何が良い?」 そう聞いた私も案外切り替えが早い。 「曲は花子に任せる」 コロ助はそう言うと下ろしてくれた。
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