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「ハードな曲でも大丈夫?」
「俺に不可能はねぇな」
クゥー、やっぱ、カッコ良い。
「なら、千本桜」
「なんだ?それ?」
『仕方ないね』と言ってから、スマホをポケットから取り出して、コロ助に動画を観せた。
「おもしれぇ。俺1人でやってやる」
コロ助の言葉を聞いて、屋上から叫びたい。
私の彼氏は最強だと。
でも、恥ずかしいからやらないのだけどね。
その日から始まったコロ助の和太鼓の練習。
音を聴いた生徒達が、体育館に集まって来る。
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