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「静かにしろ!」 ガタイの良い奴が言った言葉を聞く奴なんているのか?と疑問に思ったのは、一瞬。 騒いで居る奴等は、殆ど、真新しい制服姿。 「最低でも人の話しを聞く事が出来ない猿は、今すぐ外に出ろ!」 なんて言ったのは、ステージの上に立っている忍星の彼女。 『だとよ』とマイク越しに忍星の声が聞こえ、『ぷっ!』と吹き出したのは、涼。 「なんだとてめぇ!」 怒鳴る様に言った奴は、多分新入生。 「やるならかかって来いよ」 そう言った後、右の中指を立て忍星の彼女は右の口角を僅かに上げている。
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