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本来、俺の中では、高校も椿学園に通うつもりでいた。 成績さえ良ければ、教師は何も言わないし、生徒達とも、案外上手くやっていた。 そんな俺の気持ちを揺らしたのは、刃流学園で行われた刃流祭を見た時だ。 どう見ても、普通の生徒に見えない奴等が、太鼓を叩きながら踊っていた。 480人。 その中で、輝いていたのが、忍星。 1歳違いの兄貴だが、名を呼ぶのは、幼い時からで、その忍星が大きく見えたのは、今まで見た事のない顔付きだったからかも知れない。
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