115人が本棚に入れています
本棚に追加
/161ページ
「ちょっと待った。コロ助って誰だ?」
体育館を出た時、そう言った俺の言葉を聞いて、忍星の彼女が忍星を指さした。
「ブッハッ!」
吹き出した俺に足蹴りを喰らわそうとする忍星を上手く交わす。
「ハハハハッ!忍星がコロ助とは。ハハハハッ!」
「それ以上笑ったら殺す」
「嫌々、これを笑わずして何を笑うんだ」
そんなやり取りをしながら、腹が痛いくらいに笑った俺は、気になる事を聞いてみた。
「んで、花子って誰?」
俺の問い掛けに『私』と言った忍星の彼女。
最初のコメントを投稿しよう!