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1度花子の頭を割って、中身を調べてみてぇ。
どんな脳みそをしてるのかを。
「あっ!あの逃走中でどう?」
「なんだそれ?」
「鬼を決めて、逃げる」
「それ、鬼ごっこだろ?」
「逃げる途中、ミッションを熟すから、鬼ごっこじゃないよ」
「もう良いだろ?」
「何が?」
「体育祭の事は明日だ」
そんなやり取りをする花子と俺。
『でも』と言った花子の唇を塞いだのは、俺の唇。
気持ちを言葉にしたからこそ、愛おしいと言う気持ちを俺は知ってしまった。
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