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「躾が必要だな」
「無理」
顔を真っ赤にした花子は、案外純粋無垢だと思う。
学校行事に関して、俺が考えられねぇ事を次々と頭に浮かべている花子は有言実行の女。
「爺さんのとこに行くぞ」
そう言って右手を出せば、左手で握ってきた花子。
「やっぱ、体育祭の事は、早急に決める必要があると思うんだ。6月にやりたいからね」
切り替えの早い花子は、やはり体育祭をやりてぇみたいだ。
それも悪くないだろう。
暫くは自由にさせてみるか。
それなりに……
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