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「仕方ねぇから、トイレの花子にしてやる」
「やだ!」
「なら、花」
「味がない」
「蕾」
「捻りがない」
「自分で決めろ」
俺と花子のやり取りを、口元を緩ませて聞いている煌希。
ムカつくから本題を重視する事にした。
『体育祭は何するかを決めるのが今は大事だろ?』と問い掛けると『そうそう』と笑顔で言った花子が、その先を言葉にした。
「普通の体育祭ではつまらない。
刃流学園だから出来る体育祭。
刃流学園にしか出来ない体育祭。
この2つが重要だと思うんだよね」
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