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煌希が帰ってから、屋上にあるログハウスの中で、何かを考えている花子。 花子の後ろに座り、顎を花子の肩に乗せる俺。 そんな俺を気にする事なく『う〜ん、駄目だ』と言って首を傾げる花子。 「何が駄目なんだ?」 「普通のおみくじでは、捻りがないからつまらないだよね」 花子の頭の中は、現在、体育祭の事で、いっぱいなんだろうな。 「やっぱ、高校生活は、1度しかないから思い出を作ってあげたいの。 色褪せない思い出を。 一生忘れる事のない色褪せない思い出を」
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