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確かに花子が言う事は、正論だろうな。
俺と花子の人生は、死ぬまで続く。
嫌だ。と言っても逃すつもりはねぇんだ。
正直、恋愛の感情が何か、まだ分からねぇ。
だが、花子と別れる事は考えてねぇ。
ん?しまった。
肝心な事を忘れてるじゃねぇかよ。
「真琴」
「ん?」
「俺と付き合ってくれ」
「何処かに行くならついて行くよ」
あー、やっぱ、そうなるのは、ある意味想定内。
『ふー』と花子の耳に息をかけると、ビクッとした花子が『変人』なんて言ったから、耳を甘噛みする俺。
「こそばゆい」
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