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えっ………⁉︎ 地面には、獣を捕獲するような罠が仕掛けられていた。もしも、あのまま一歩踏み出していたらと思うと、想像しただけでも足が竦んでしまった。   震える足を引きずりながらも、何とか家に戻ることができてほっとする。 怖くなり、その日はそのまま家から出る事は出来なかった。 保管していたパンがなくなったので、次にパンが届けられるまでは、井戸水を飲んで空腹をごまかして過ごした。 パンが届けられた時は心底安心した。このまま飢え死にするのではないかという不安があったので、本当に救われた。 でも、外に出ることを諦めるつもりはなかった。 次は、石を集めて地面に投げてみることにした。 石で罠の場所を確認して、避けながら進んでいくつもりだった。 罠は草で上手く隠していて、見ただけではどこに罠があるのか分からなかった。 そういえば、不思議なことに、次の日には以前の罠も元通りになっていた。 誰かが確認に来たのかもしれなくて、怖かった。でも、諦められなくて、もう一度脱出を試みようと思った。 罠はある程度の距離を進むと、仕掛けられていなかった。 ホッとして普通に歩こうとした時…
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