黒い子

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「ふふっ」  耳元に、吐息みたいな笑い。 「なに? 擽ったい。ひゃっ」  腕の中が心地好くて、転た寝。  振り向く前に触れられた。耳朶の裏にある、僕の小さな秘密。 「こんなところに、黒子(ホクロ)」  だから……舐めるのは、やめて。
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