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CMはエロゲームの戦場～各サイトのジャンルと特性
閑話休題、日頃思っていたゲームCMについて書いておく。
◎WebサイトのCMはエロゲームの戦場
○カクヨムに来た時、「CM収入があります」と謳っていたので、試しに表示してみたら、半分くらいがエロゲーム。うへぇ～となるので、「CM非表示」を使って、今は消してます。わたしは収入になる程PV稼げないしね。
○エブリスタにも「CM非表示」があり、CM内容も初めからおとなしめで安心。
○アルファポリスは「CM非表示」見つからなかったが、初めからCMがおとなしい。あと、アルファポリスには、「HOTランキング用ジャンル選択」と言う変わった項目があって、「女性向け・男性向け」のどちらかを打ち込まなと、編集が先に進めない。（二次創作も止まって進めなくなった）そしてこの項目だけは一度選ぶと絶対直せない。私は基本全て「女性向け」、エッセイだけ「男性向け」で打ち込んでますが、もしかして、「男性向け作品」の中で流れてるCMの画像がすごいHOTなのかなーと……（想像ですけど）
○小説家になろうがメチャクチャ酷い！ともかく数が多い、その上大画面。そして「CM非表示」なし。篩獅師さんの「魔族さん達のニッチな話」読みに行く時、メチャクチャ恥ずかしい。経営的事情もあるのかもしれないが、これじゃ、安心して話読みに行けない、どうしてくれる！（魔方陣グルグルのCMが出た時だけホッとできる） 特に「クイーンズブレイド」は、どうやったらここまで女の体を汚らしくかけるんだ？ 大股びらきの銭湯か！アニメ顔つけたオンライン・ポルノにしか見えない。他は巨乳、と言うより化け物。あれの中身は殆どただの脂肪。中年オバンの二段腹縦に並べてブルブル振り回して、何が面白いのだ。みっともない！
オッパイでお母さんは、自分の血をお乳に変えて赤ん坊に飲ませてるんだ。人間の命をつなぐ大事な臓器を何と心得る。67歳のばあちゃんは怒ってます！女性メンバーのCMだけでも違うのにするシステム作ってよー！
○ハーメルンも「CM非表示」なし。画面が小さく量が少なめかな？でも、やっぱメチャクチャエロ多し。良いサイトに限ってなんでそうなのよ？
◎ジャンルの違いはサイトの顔
○アルファポリス=ジャンルをクローズアップ！「小説」→「小説を投稿する」のページを開くと、左はじに「投稿小説」→「小説作品の全て（185,431）」と、全ての作品数がジャンル別で表記される。（＊注・数字は6日5日現在）これをやってるのはアルファポリスだけ。 恋愛・ファンタジー・BLで65％しめる圧倒的女性サイト。
アルファポリスでは、恋愛が有利と見て、私は少しでも恋愛要素のある作品は、全て「恋愛」に分類した。歴史・時代・SFは伸びない感じがしたので、途中からでも別の分類に変えました。（その間のptは消えてしまう様です）恋愛強い！それがアルファポリス。男性には向きません。
いつもアルファポリスの悪口ばっかり言ってるみたいに思われてるかもしれないが、ここの作品表示画面の読みやすさは、抜群！ 書体と字の大きさ（大・中・小有り、通常は中）老眼の年頃には本当にありがたいです。
【アルファポリス・ジャンル】
30％・恋愛（56,335作）
23％・ファンタジー（42,610作）
12％・BL（24,061）
4%・現代文学（7,735作）
4％・ライト文芸（7,586作）
3％・ホラー（6,776作）
3％・青春（6,554作）
3％・大衆娯楽（5,572作）
2％・SF（5,137作）
2％・キャラ文芸（4,364作）
2％・ミステリー（4,161作）
1％・歴史・時代（2,373作）
絵本（798）経済・企画（302）
○エブリスタ=同じく女性の強いサイト（BLがあるのは女性サイト）恋愛・ファンタジー・恋愛ファンタジー・現代ファンタジーが、トップに来るのだから推して知るべし。
もと携帯小説のサイトなので、1話が700～1,000字と短い。（携帯で見やすい字数）パソコンで見る人の多い「小説家になろう」や「カクヨム」なら、3,000～2,500字くらい。
ホラー・ドロドロ系の話がウケる。携帯の手軽さからか、中学・高校の若い人の比率が高く、その分稚拙な作品も多い。
「5分後に○○シリーズ」本を出しているので、SSコンテスト「３行から参加できる超妄想コンテスト・お題付き」に入選すると、お声がかかって、掲載されることも。私も出してみたが×。「ブックショートアワード」「公募ガイド」他、SSには結構応募したが全て×。1986年朝日ソノラマの「獅子王」のショートショートに、一度だけ二席に入って掲載された事ある。あとはもう一歩のコバルトだけ。私のSSそんなにダメかねえ……。
PS・「見習い陰陽師の難掛」の日守悠さん、せっかく完結したのに読みに行けなくてごめんなさい。これ終わったら読みに行きます、書籍化されるといいね。
【エブリスタ・ジャンル】
恋愛
ファンタジー
恋愛ファンタジー
現代ファンタジー
ノンフィクション
BL
青春
SF
ミステリー
ホラー
ヒューマンドラマ
エッセイ・How to
歴史・時代
コメディー
詩・童話・絵本
設定・プロット
○カクヨム=カクヨムでは「今週注目の小説」というメールが突然送られてくる。
（私が、近況のページで『検索がうまくできない』とぼやいたら、突然送られてきた。見張られてるみたいで怖かった）でもせっかくなので「異世界転生」を読んでみた。感想は「なぜ異世界転生ばかりが読まれるのか・考察」をお読みください。
私が創作論をメインに読み出すと、「Amazonの買い物おすすめ」のように、作品内容がサッと変わるなかなかよくできたシステムです。
そのカクヨムのエッセイでこんな文章を見つけました。明千香作「古希すぎて、何が悲しくてライトノベルか……」の「ライトノベルって何なの？」です。
「ライトノベルとは、『1990年の初めごろにロールプレイングゲーム（ドラクエ？）から派生した剣と魔法と勇者とダンジョンをテーマにした小説』に対して名付けられたものであり、小説掲載サイトとは、30年昔にライトノベルの読者だった、10代から20代の若者たちが大人になり、過去を懐かしみつつ、自分も小説を書いてみようと集まる場所。カクヨムの利用者に男性が多いことも（男8：女2）平均年齢が高い（35〜50代）ことも説明できる。今のラノベは、使い勝手の良い便利な小説サイトとテンプレで書ける世界観を手に入れた、おじさんおばさんたちの楽しい（交流）の場なのです。出版社も、それを知って儲けの手段として、書籍を発行しているのです」
これを読んで、初めてカクヨムと異世界転生に対して感じていた「違和感」の訳がわかりました。なぜCMが巨乳を振り回すアニメ顔の裸女ばかりなのかも。見せる対象がもとゲーマーの中年男性達だからだったのだ。
勇者とは、日常から離れて異世界で試練に会い、勝利して宝を得て帰還。もといた世界にそれを還元する【行きて帰りし英雄の物語】（NHK100分で名著/キャンベル・千の顔を持つ英雄）であるべきなのに、異世界転生は行ったまま戻ってこない。
社会には「子供を捨てて、大人になる」成人儀礼があります。「幼児の人格と精神において死に、責任ある大人として蘇る」ためのものです。なのに死んだまま戻って来ない！
「もう社会人疲れた。ゲームしてた子供に戻りたい」自分さえ楽しければいい、引きこもりの“死んで生き返らない英雄”なのです。もといた社会に対して何一つ富をもたらさない、決して英雄とは呼べない存在。
――死んで自分だけ幸せになればそれでいい――
アルカイダのリーダーは自爆テロ要因の若者に、「ジハードを戦えばアラーがご褒美に、美人のヨメさんを5人天国で用意している。だからしっかりやれ」と囁くそうです。アンデルセンは「貧乏人は死ぬしか救われない」と言ってマッチ売りの少女を書きました。死んだ後で幸せになって本当に満足ですか。そこに救いはありますか？
異世界転生ってそういう「自分だけが楽しい絵に描いた餅」な妄想小説なのです。
でもおじさんおばさんがライトノベルを書くという遊びは、最盛期を過ぎて今は下降中。ブームは頂点に達した時、滅びの歌を歌いだす。KADOKAWAが、本格的に「異世界転生」に参入したのは、去年の夏だったと思う。遅きに失した感がある。
「角川書店の頃が良かった」と言いながらカクヨムから去っていく人たちよ。時代はカクヨムをもう見放したかもしれません。あと何年ブームは続くのでしょうか……。
PS・牧野麻也さん「悪役令嬢の義母に転生したので、娘を幸せにします。力尽くで」書籍化おめでとう、1冊買いました。これ書き終わったら読みます。
【カクヨム・ジャンル】
カクヨムはラブコメを押しています。昔のゲーマーの中年男性の好みなのでしょう。
異世界ファンタジー
現代ファンタジー
SF
恋愛
ラブコメ
現在、ドラマ
ホラー
ミステリー
エッセイ・ノンフィクション
歴史・時代・伝奇
創作論・評論
○小説家になろう=ここでエピソードを一つ。私が還暦になって小説を書くと決心した時、他人の批評にさらされる恐怖を克服するために「webに作品を掲載する」決心をする。
2017年、私が知っているwebサイトは「小説家になろう」だけだったため、やっと見つけたパソコン教室の先生に頼み込んで、丸投げで入会だけしたけれど、使い方が分からず、他の会員の作品をいくつか読んだだけでそのまま忘れてしまった。（もののけが見えて、龍の赤ちゃんを拾って育てている、タクシードライバーのお姉さんの話が抜群に面白かった。タイトル失念。今でも読めるのなら続き読みたい！）
7年の時が流れ、やがてパソコンにも慣れて、他のサイトに挑む勇気を出した私は、「小説家になろう」にアクセスしようとしたが、何度やってもダメ。
その旨をできるだけ詳しく書いて問い合わせたところ、実に懇切丁寧、しっかりした対応。感服いたしました。事なかれ主義のアルファポリスとえらい違いです。さすが日本初の小説サイト、運営サイドが実にしっかりしている。私は小説家になろうに、恩さえ感じております。エロゲームのCMさえなければ最高のサイトです。
原因は、私が最初に「小説家になろう」に登録した時、我が家はWifiが来ていなくて、iPadを携帯電話のアドレスで登録していたため。（末尾がJpなヤツ）その後2019年に引っ越して、パソコンを買いwifiも整備して、末尾がcomになっていたのを失念してました。幸い、パソコン教室の先生がそのデータをとっていてくれたので、Jpの会員登録を一度取り消し、新たにcomのメアドを登録し、事なきを得ました。
でも、いざ一人でログインするのに21文字のメアドを打ち込むと、一言一句間違えていないのに、何回確認してもあってるのに、30分以上かけて3回やってもダメ。（半泣き）4回目に、「変換」の部分に出た文字を押すと、なぜか半角空白が打たさるのに気付き、脇目も降らず21文字打ち続けて、やっとログインできました。
かほどに私はパソコン音痴なのです。かろうじて使いこなせるようになるのに7年掛かりました。決して諦めない根性だけで生きています。トホホ。
関係ない話ですが、小説家になろうでは、編集で「連載作品・短編作品」の項目を間違って押してしまうと、絶対に変えられない。アルファポリスの「男性向け」「女性向け」はなんとなく理解できるが、これってそんなに重要かな？SＳの時うっかり押し間違って直せなくてこまりました。連載終了にして凌いでます。
【小説家になろう・ジャンル】
その他があるのは嬉しい。
（繰り返すが、リプレイって何？私は生まれてから一度もゲームをしたことがない）
○大ジャンル
恋愛
ファンタジー
文芸
SF
その他
○小ジャンル
童話
詩
エッセイ
リプレイ
その他
○ハーメルン=ハーメルンのある方から感想と情報をいただきましたのを、要約して載せます。私よりとても詳しい方なので。（勝手に掲載してすいません。ダメでしたらすぐ削除します、連絡ください）
「ハーメルンは二次創作が主で、オリジナル作品の質はなろうには及ばないが、逆に言えばハーメルンはそれほど二次創作があり、読む小説に困らない。ハーメルンの検索機能は、アカウント登録なしでも使える。捜索掲示板は普通に他サイトの作品もハーメルンの作品と同じレベルで探せる。マジで一番優秀。
機能は詳細、ジャンルには『会話率』まであり、評価基準のランキングを即興で作ることもできる。公式が、何から何まで丁寧に説明した作品を投稿しているし、利用者にすごく優しいサイト。ただ特定のワードの検出の仕方はなろうのほうが優秀。ハーメルンは、『特定のタグを除外する機能』はあるが、なろうにある『ワード除外機能』はない」との事でした。
編集のページ見ただけでも、個人サイトなのに、ものすごく気をつかっている感じが随所に見られます。ガイドラインに「現在の二次創作小説は、権利者の黙認によって成り立っていることを理解してください」
編集の初っ端には「複数サイトに投稿する場合、投稿しているサイトすべてに、他に投稿しているサイトがわかるように記入してください」とあります。他にも、作品中に歌を使用した場合の「使用楽曲情報」なる項目もあり、ガイドラインがついている。責任者はきっとしっかりした人なんでしょうね。
R指定の「必須タグ」も細かい。〔R-18・R-15・残酷な描写・クロスオーバー・オリ主・神様転生・転生・憑依・性転換・ボーイズラブ・ガールズラブ・アンチヘイト。 該当要素がある場合は、必ず選択してください〕
その他、開示設定・感想受付設定・評価の一言必要文字数・推薦受付設定・感想欄投票設定・ランキング設定・匿名設定（いくつあるんだよー！でもCM非表示はない）
感想の返信については、「義務ではありません。面倒だったらスルーするのも一手です」「粘着行為に会ったときの対処法」まで乗っています。もう凄いとしか言えない。
「作品は1,000字以上から」という基準があり、750字の「宵待草の咲く時」を載せられず、焦って昔の超SSを3本載せて字を埋めた。質問のコーナーに「足りない字数をあああああで埋めていいですか」というのがあった。同じ苦労をしてる人がいるんだなー。
【ハーメルン・ジャンル】
二次創作（原作名を100字以内で）
オリジナル（舞台を選択）
現代
ファンタジー
SF
歴史
その他
（ジャンルを選択）
冒険・バトル
戦記
恋愛
スポーツ
コメディー
ホラー
ミステリー
日常
文芸
ノンジャンル
◎おまけ（画像掲載）
○アルファポリス=タイトル画に自分の絵をつけられます。（さすが漫画の投稿もしているサイト、綺麗な絵は有利）でもつけない場回でも、ホラーならお化けのシルエットの絵。ミステリーなら帽子と口髭のエルキュールポワロのシルエット。童話なら本を読む女の子のシルエット等が表示されますので、どんな作品かはすぐわかります。
私はシルエットで済ませています。
○エブリスタ=タイトル画に自分の絵をつけられますが、表紙設定用の「標準画像・見本」から選ぶことができて楽です。エブリスタ独自の機能で、「今読まれている作品」の表紙絵が、作品一覧のトップに掲げられてお知らせしてくれる、エブリスタオリジナルの機能があります。絵をつけないで済ます人もいます。
○小説家になろう=タイトルにはつけられませんが、作中に挿絵がつけられます。
○カクヨム＝作品に絵はつけられません。近況ノートにはつけられます。
○ハーメルン＝タイトルに挿絵をつけられます。
◎おまけ2（タイトル、あらすじ、タグの字数の違い）
【タイトル】小説家になろう・ハーメルン＝100字以内
エブリスタ=6〜100字
アルファポリス＝70字
カクヨム=規定なし
【あらすじ】小説家になろう＝10〜1,000字
エブリスタ201〜1,000字
アルファポリス＝1,200字
ハーメルン=10〜1,000字
カクヨム=規定なし
【タグ】小説家になろう＝10字×15個
エブリスタ=12字×12個
アルファポリス＝20字×10個
カクヨム＝20字×8個
ハーメルン=全文29〜100字内。（半角カンマ、またはエンター区 り）＊文章のようなタグ、最後に「？」をつけたタグ等、検索の妨げ となるタグはご遠慮下さい。（本当に細かい）
○次回最終回、「もし君がイエスと言ったら」5サイト比較「カクヨム・エブリスタの削除作品復刻、その後」「エッセイの反響」「そして、作者の思う事」です、もう少しお待ち下さい。
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