四話 麻絵井沙羅

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四話 麻絵井沙羅

次は麻絵井沙羅(まえいさら)。 「さらっ」 いない 「どうしたの狭間さん」 「さらは…?麻絵井沙羅は?」 「あぁ。麻絵井さんならお花を作りに…」 「さらぁぁぁっぁ!!」 「…っつ。きよ…」 「さらっごめん共作完成できなかったね。 僕の小説まともに読んでくれたのはさらだけだよ さらっ本当にごめん!!」 「謝らないでいいよ…」 そういって10センチ以上身長差があるのに背中と頭をポンポンしてきた 「さら?」 「さらもさ共作はきよが帰ってくるまで待つから。 小説は帰ってきてから続きをお願いね?絶対に忘れないから全部」 「うん」 「日記もつけてるし思い出なんてそんな簡単に奪えない。 だってきよとは最後の最後まで楽しいんだよ?」 いつも見せないような自然な笑みで少し涙を流していた 「そうだね。あっ 僕の小説などのプロットとかノートはあげる見せてない新作とかも 家のタブレットもあげるいろいろはいってるから。 いまここでノート5冊渡す」 ガサゴソとカバンの中から ノートを取り出した 「これさ深夜テンションでふざけてたり思い出し笑いしながら書いてたのもあるから おかしいよ。でもよんでね」 さらが泣きそうだったから 「さら、また会える時までバイばい!!」 「覚えてるからね!!絶対に帰ってきてね!!」 もうそろそろ 僕が泣きそう
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