1.最悪な夜、夢に出てきたのは…。

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思い出した…。 これは夢ではない。 いや、夢は夢なんだけど…、実際に私の身に起きた過去の映像だ。 田原「お、おい…! 何言ってんだよ(汗)」 藤井「えっ…? いや、だって、この前教えてくれたじゃん♪」 田原「そ、それは、えっと…(汗)」 明らかに田原くんは焦っている。 私はというと…、顔を真っ赤にして俯いちゃってる。 人から好意を寄せられたことは初めてだったから、どうして良いかわからなかったんだよね…。 はっ…! 見慣れた天井が見えた。 陽の光がカーテンの隙間から差し込んでいる。 夢…、目が覚めたのか。 小学生だった頃の、私、真由…、藤井くん、それから田原くん…。 私は枕をギュッと抱きしめた。 胸の奥が苦しい。 心臓がドキドキしている…。 安藤「田原くん…、会いたいな。」 実は…、子供の頃、私は田原くんのことが好きだった。
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