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思い出した…。
これは夢ではない。
いや、夢は夢なんだけど…、実際に私の身に起きた過去の映像だ。
田原「お、おい…! 何言ってんだよ(汗)」
藤井「えっ…? いや、だって、この前教えてくれたじゃん♪」
田原「そ、それは、えっと…(汗)」
明らかに田原くんは焦っている。
私はというと…、顔を真っ赤にして俯いちゃってる。
人から好意を寄せられたことは初めてだったから、どうして良いかわからなかったんだよね…。
はっ…!
見慣れた天井が見えた。
陽の光がカーテンの隙間から差し込んでいる。
夢…、目が覚めたのか。
小学生だった頃の、私、真由…、藤井くん、それから田原くん…。
私は枕をギュッと抱きしめた。
胸の奥が苦しい。
心臓がドキドキしている…。
安藤「田原くん…、会いたいな。」
実は…、子供の頃、私は田原くんのことが好きだった。
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