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田原「その猫の話、聞きたいな。」
田原くんはそう言って笑った。
そしたら、私の心の中にブワッと温かいものが広がって…。
田原「…どんな猫だったの?」
安藤「あっ、えっとね…!」
私たちの話はすごく盛り上がった。
今まで意識して目も合わせられなかったのか嘘みたいに…。
真由と話している時と変わらない、ありのままの私で笑えた。
安藤「へー!田原くんもフォーピース読んでるんだ!」
田原「うん、全巻持ってる。」
安藤「誰が1番好き?私はガク!」
田原「俺はライトかな!」
楽しい…。
すごく楽しい…!
こんなことなら、もっと早く田原くんに話しかけておけば良かった。
…あっ、そうだ。
聞いてみようかな…?あのこと…。
安藤「ねぇ…。」
田原「なぁに?」
安藤「田原くんって、私のこと好きなの?」
一瞬にして、田原くんは固まってしまった。
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