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「あぁ、松前のブラとパンツだなこりゃ」
「なんでこんなもんが……こんな所に……」
「そりゃ、ここに隠したからだろうな」
「お前、なんで……!?」
「そりゃ、隠す役の鈴木がこの旧校舎に駆け寄り、ここに隠すのを見たからさ」
「で、どうやって」
「そりゃ、校舎から。俺らの教室があるあの三階からだって、結構見えんだぜ。それにスマホの望遠レンズ使えば、ほらバッチリさ」
そう言いながら、望遠レンズを使って撮ったであろう動画を見せてくる。
「……お前がこれ提出したらこの話終わりじゃないか……」
「バッカだなー! そんなもんドラマがねーよ!」
「ド、ドラマ……?」
「そう。……確かにこの動画だけでも芋づる式にこの話は終わるだろーよ。でもそんなの面白くねー! だから俺はお前の所に来たんだぜ?」
彼の無駄に輝かしい笑顔を見ると、何を企んでいるのか何となく察せた気がした。
僕はとんでもない友人と同時に味方をつけてしまったようだ……。
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5時間目が終わるチャイムが鳴り響き、5時間目の休憩時間がやって来る。
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