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それに変態な話をしていた、という客観的な意見は否定しないが、キモい顔で女子軍を見ていた事は覚えが無いので否定させて欲しい。
でも、そう女子に思わせてしまってたのなら謝罪させて欲しい。ごめんなさい。
「要するに、普段の行いや言動で怪しまれてもおかしくない、という話だろうか? それなら僕も肯定するよ。怪しむのは結構だ。だけど、皆がしてるのは怪しんでいるのではなくて、決めつけているんだ。それは話が違うだろ? それにさっき言ったけど、僕がやったという証拠が何処にも無い。違うか?」
「じゃあ真犯人が他に居るって言いたいわけか。誰だよそれ。……まさか「僕は違います」ってだけの事を言いに戻って来たんじゃないだろうな? なあ、ちゃんと誰か分かってんだろう……?」
田城は腕を組みながら視線は僕では無く右上を見ている。
「勿論。僕は違います、だけじゃこの話は収集つかないだろ? 多分数日後に夏休みが始まっても、終わった後も収集つかず終いだろうよ」
「……ハァー。じゃあ誰だよ。お前以外に犯人だって言えるやつは……」
「まあまあ、落ち着けよ。まずは犯人がどうやって犯行を執り行ったのかを説明しようと思うから。それを聞いてくれ」
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