痣(あざ)

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 次の日の朝、ベッドで何気なく右足首の辺りを触ると、微かに痛みがあった。  やはりどこかにぶつけた痣なのだ。  心当たりが有り過ぎて、何時のものかも分からないが、そのうち消えるだろう、そう思っていた。    だが数日後、私は痣を確認して、思わず首をかしげた。  予想に反して、痣は当初の赤黒い濃さを保ちつつ、2倍の範囲に広がっていた。  普段なら、もっと色が薄くなって少しだけ広がるのに。  私は、もしや何かの病気ではないかと不安になり、翌日、仕事が休みという事もあって近所のかかりつけ病院を受診した。
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