君の涙に届きたい

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「お前を見つけた時、俺思ったんだよ……。ずっと生きてきて……よかったって」 『……』 僕は、じっと悠を見つめ直した。 「例え言葉が通じなくても、これからは……」 ボソボソッと耳元にこぼれ落ちた熱。 僕は目を見開いた。 「ちゃんと愛すから」 僕が会わないうちに、悠になにがあったかはわからない。 でも、これだけはわかる。 悠には僕が生まれ変わりだということがわかるんだ。 例え、もう結ばれることのない体だとしても。 愛を誓ってくれたんだ。 『ニャー』 僕はありがとうと微笑んだ。 end
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