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次の日
「えぇっ!?」
仕事の合間に
同期の木藤裕子に
昨日の出来事を話すと
驚きを隠せないのか目を見開きそう声を上げた。
「柳田って、企画部の柳田くんでしょ?」
「うん」
「告白したの?」
「うん。まあ、秒でフラれたけどね。」
「……片瀬って、そんな自分から相手にグイグイ迫るタイプだったっけ?」
「そうなの、それに関しては自分が一番驚いてる」
今まで
自分から
告白なんてしたことなかったのに
気づいたら初めて会った彼に好きだと伝えていた。
「本気なの?」
「多分」
「多分ってあんたねぇ……」
「少なくとも今は彼に興味がある。好きかどうかは別としてね」
「興味って……」
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