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「綺麗な顔だな……」
眠っていても
わかるくらいに整った顔。
そのあまりにも
綺麗な顔立ちに思わず目が離せなくて
寝顔をジッと見つめていると
一筋の涙が彼の瞳から溢れ頬を伝い流れた。
「泣いてるの?」
寝ながら泣くなんて
そんなにも悲しいことがあったの?
けれど
流れた涙ですらあまりにも綺麗で
不謹慎なのはわかってるけど胸の奥が甘くきゅんとした。
初めて見た彼。
どこの部署で
働いているのかな……
名前は
なんて言うのかな……
不思議と
初対面の彼のことが気になり始めて
いろんなことが聞きたくなって知りたくなって
.
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