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「や、柳田くん、いい加減退きなさい!」
「へぇ……。そういう時だけ、年上ヅラですか?だったら、自分のしたことの責任も取ってほしいですね」
さっきから
柳田くんは
何を言ってるんだろうか。
こんなにも
近い距離で
こうして目を見て離しているのに
私には柳田くんの気持ちが全然わからない……
きっと
これが
本物と偽物の差なんだ……
「もう、何なの!?さっきから意味わからないことばかり言って全然わからないんだけど」
「片瀬さんって、仕事できるくせにそういうとこ鈍いんですね」
「だから何言っ」
気づくと
私の唇と
柳田くんの唇が重なっていた。
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