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それに
さっき
私、柳田くんと……
唇に触れるとさっきのことを
鮮明に思い出してしまい一気に顔が赤くなった。
強引にされたキス。
でも
柳田くんとの
キスは全然、嫌じゃなくて……
「唇触って顔赤らめながらボーっとして、もしかしてさっきのことでも思い出しましたか?」
「や、柳田くんっ!」
気づくと
私の背後にいた柳田くん。
普段は
あの香水の香りで
柳田くんが
近づいてくることがわかっていたけれど
今はその香りがしないから背後にいても気づけなかった。
「図星ですか?」
「ち、違うわよっ!!」
「へぇ」
意地悪な
笑みを浮かべながら
柳田くんは
自販機にお金を入れて飲み物を買う。
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