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今まで恋愛を
多くはなくてもしてきたはずなのに
好きな人の顔が
ほんの一瞬見えただけで
バカみたいに
喜んだり逆にたった１日
会えなかっただけで
わかりやすいくらいに落ち込んだり
まるで
初めて
恋をした時のように
一分一秒の時間でさえも
大切に感じてドキドキと胸が高鳴り輝いていた。
最初は
そんな自分が
恥ずかしくてたまらなかった。
こんな歳にもなって
ガラにもなく恋にはしゃいでるなんて……
でも
それだけ
柳田くんに
本気で恋をしている証拠で
もう後には引き返せないし引き返したくないって思った。
「……ねぇ。柳田くんって、今、何歳？」
ふと
柳田くんの
年齢を知らないことに気づきそうたずねた。
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