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「24です」
「わ、若い……」
どうりで
爽やか好青年って感じで
会った瞬間、可愛いって思ったんだ。
柳田くんが
私よりも年下なのは
わかっていたけれど
自分よりも7歳も下とは思っていなかった。
「ってか、今更俺の年齢聞いてどうするつもりか知りませんけど、俺は気にしませんよ歳の差なんて」
「彼女が31で、オバサンでも?」
「はい、まったく気になりません。それに美穂さんは、オバサンでないですし、まだまだ可愛いですよ」
「み、か、かわっ」
聞き慣れない
ふたつの言葉に
動揺を隠せない私は慌てふためく。
そんな
私のことを見て
ぷっと吹き出し声を出して笑う柳田くん。
「わ、笑わなくても……」
「美穂さん、可愛いすぎです。」
「どこがよ……」
「全部です。こんなにも俺の言葉ひとつでわかりやすいくらいに顔真っ赤にして照れるとか、正直言って可愛すぎてヤバいです」
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