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キキキっと
独特の音を
辺りへと響かせながら
私の隣の席に座った柳田くん。
こうやって
柳田くんと肩を並べ座っていると
同じ部署で
働いているように思えて
嬉しさのあまり思わず頬が緩んでしまう。
「……それで、以前ダメになったんです」
「え?」
「だから、変えてみようと思って……。まあ、それだけが別れた原因ではないですけど、やっぱり不安材料は、一つでも無くした方がこれから先のことを考えるといいので」
「別に私、柳田くんから連絡ないくらいで嫌いになったりしないよ?」
……多分。
ううん
確実に、今の私は
柳田くんに
ベタ惚れで柳田くんに夢中だから……
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